本PC 計測Python モジュールは、タートル工業社の以下ADユニットに対応しており、PCに接続された、これらADユニットの計測実行、取り込み等の機能を提供するモジュールです。
高価な専用計測ソフトも必要なく、無料のPythonから、ADユニットのすべての計測機能を呼び出すことができます。Pythonでは多くの無料の分析ソフト、その他ライブラリも提供されています。
計測波形の機械学習、Deep learningにも使用できます。
モジュールはモジュール初期化、デバイスセレクト、オープン、計測条件設定、
計測開始、ステイタス読み込み等、計測に必要なすべての機能を提供しています。
計測は、モジュール内の別スレッドで高速に実行されます、Python 側はステイタスを
監視しながら、計測終了を待ち、完了後データを受け取ります。また計測中であっても、
取得データを受け取ることができます。
Windows7,8,10 32/64bit .Net FrameWork 4.5
インスタンスの作成
labTL = LabdaqTl()
モジュールの初期化
s = labTL.InitialLabdaqTl()
デバイスの選択
deviceType = BT̲1612ADSM
Id = 0
Serial = '123'
s = labTL.SelectDevice(deviceType, Id, Serial)
デバイスのオープン
bret = labTL.OpenDevice()
計測条件の設定
channelNum = input('Enter sampling channel number >')
sampleNum = input('Enter sampling data number >')
bret = labTL.SetSamplingChannelDataNum(channelNum, sampleNum)
サンプリング条件のセットアップ
bret = labTL.SetupSampling()
サンプリング開始
bret = labTL.StartSampling()
サンプリング終了待ち
while True:
ステイタスの取得
status = labTL.GetSamplingStatus()
現在までのデータ数の取得
count = labTL.GetSamplingDataCount()
if status == STS̲SAMPEND:
s = '計測、正常終了'
print(s)
count = labTL.GetSamplingDataCount()
print('sampling data count = ', count)
break
終了後、全計測データの取得
samplingDataBuff = []
samplingDataBuff = labTL.GetSamplingData(samplingDataBuff)
デバイスのクローズ
labTL.CloseDevice()
モジュールの開放
labTL.TerminateLabdaqTl()
上記が基本の手順です、特に、デバイスのクローズ、モジュールの開放の終了処理をしないで、プログラムを終了すると次回、起動しない場合があります。この場合、一度、ADユニットをPCから切り離してください。終了処理は必須です。
詳細なマニュアルが以下からダウンロードできます。